執筆:歯科医師 河合良治
顎が小さい日本人は歯が綺麗に並びきれずにガタガタになってしまう方が多くいらっしゃいます。
しかし、そこまで歯並びは悪くないけど、もっと綺麗に治したい!という方もいるのではないでしょうか?
今回は、軽度の不正咬合のインビザライン治療についてお話しします。
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軽度の不正咬合とは?
問題のある歯並びを不正咬合(ふせいこうごう)と言いますが、状態は軽度なものから重度なものまでさまざまです。
重度な不正咬合では、骨格にも問題があり通常の歯列矯正だけでは治療しきれずに外科手術が必要になる場合も多いです。
しかし、軽度の不正咬合は骨格には問題がなく、歯の位置もそこまで大きくずれていないような状態のため、歯列矯正でも簡単に治療することができます。
軽度の方は、矯正治療において抜歯を必要としないケースでもあります。
参考:e-ヘルスネット
インビザラインで軽度の不正咬合を治療するには
インビザラインでは、世界でもトップを誇るシェア率があり、豊富な症例をデータとして持っているため最近では比較的重度の不正咬合でも治療ができるようになってきました。
もちろん軽度の不正咬合でも治療が可能です。
インビザラインには、いくつか種類があり軽度の不正咬合の治療に適したメニューもあります。特に以下の二つは、費用もリーズナブルで軽度の方におすすめのメニューです。
・インビザライン・ライト(Invisalign Lite)
・インビザライン・i7(Invisalign i7)
インビザライン・ライト(Invisalign Lite)
インビザライン・ライトは、前歯の小さなズレやすきっ歯(正中離開)、そして矯正後の後戻りなど軽度な不正咬合の治療に適したインビザラインのメニューです。
インビザラインフルとは違い、インビザラインライトでは14ステージ(1ステージが2週間)以内に治療が完了するケースに適応されます。
治療自体も7ヶ月ほどで終了し、費用が安いのも特徴です。
インビザライン・i7(Invisalign i7)
インビザライン・i7はインビザラインメニューの中でも最も簡単なものです。インビザライン・ライトよりもさらに軽度な症例が対象となるのが特徴です。治療期間もライトの半分の7ステージ以内に完了する症例に限定されます。
また、歯の移動範囲も、前歯と第一小臼歯(前歯から数えて5番目まで)に限られますが約3〜4ヶ月で治療が終わること、そして治療費を安く抑えられることがメリットです。
軽度な治療でもインビザラインがおすすめ
最近ではさまざまな種類のマウスピース矯正が出てきているため、軽度な症例ならどんな矯正方法もいいのではと安易に格安のプランに契約される方が増えています。
しかし、新しい矯正方法は症例の数が少なく、どんなデメリットが出てくるのかも明らかになっていません。治療後のトラブルをなくすためにも、症例数の多いインビザラインで治療することをおすすめします。
インビザラインを取り扱っている医院は多いため、出先や転居先で治療をする場合にもスムーズに行うことができます。
まとめ
今回は軽度の不正咬合の方がインビザライン治療を受ける場合についてお話ししました。インビザラインには豊富なメニューがあり、軽度の症例の方には「インビザライン・ライト」と「インビザライン・i7」がおすすめです。
インビザラインでは、豊富な症例のデータがありどんなパターンにも対応でき、トラブルも少ないため軽度の症例とはいえ実績のあるインビザラインで治療を行いましょう。
当院でもインビザラインでの治療を行っています。初回無料相談も行っていますので、ぜひお気軽にご予約ください。
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