噛み合わせの違和感を感じていらっしゃいますか?お口全体の噛み合わせは、一本の歯からでも狂います
噛み合わせ治療はまず、
噛み合わせの狂いやズレをむやみに治療せず、まずは原因をしっかりと知ること、検査から始めましょう。正しい知識を持つことです。ここ東京池袋で20年以上治療してきて感じることは、噛み合わせの問題が大きい人は、日本のよくある噛み合わせ治療では、ほとんど解決することは期待できないので遠慮せずにご相談ください。他を悪くいうわけではありませんが、根拠のない治療が横行してるのでご注意していただきたいのです。多くの人が大回りして、こちらへたどり着きますが、あなたの健康への一番の近道をまずは相談や検査から踏み出してみてください。
見た目の噛み合わせもしっかりと治したい場合は、噛み合わせを重視した歯列矯正のページが参考になります。
噛み合わせ(顎関節症)よくある諸症状
- どこで噛んでいいかわからない。
- 噛み合わせが不安定。
- こめかみあたりが痛い、押すと痛む。
- 片頭痛〔偏頭痛〕がある。(特に医科などで診査を受けたが原因不明の方)
- 気づくと歯を食いしばっている。(食いしばり)
- 前歯の先が磨り減ってしまってる。
- 食事のあとに顎が疲れる。〈何度もよく咬むと疲れる〉
- 朝起きたとき口が開かないときがある。
- 肩や首筋がパンパンにはっているが原因不明(マッサージなどいってもすぐ戻る)
- 以前に歯列矯正をしたが噛み合わせがしっくりこない。
- 被せ物を入れてから噛み合わせが合わない。
噛み合わせと関連した顎関節症状
- 大きい口が開けない。(縦に指3本未満/無理にあける必要はない)
- 顎の動きがぎこちない。
- 顎の関節近くの筋肉が咬んだときに痛いことがある。
- シャリシャリと音がすることがある。(音がするのは100%悪いことではない)
- 開閉時に音がする。
上記の方はチェック、精密検査をおすすめします。
噛み合わせとは
人間の噛み合わせは下顎が回転運動することにより、上下の歯が噛み合い、ものを潰したり、食事をしたりぐっと力をいれることができます。この噛み合わせには、歯一本ずつのものとお口全体の噛み合わせと見ることができます。
- 歯一本ずつの噛み合わせとは?
治療した後の噛み合わせチェックを思い出すとわかると思います。その一本の歯単位でチェックすることです。 - お口全体の噛み合わせとは?
日本ではあまりこの全体で噛み合わせをチェックすることがありません。しかし、顎全体が動いて上下で噛み合うことから、すべての歯、お口全体で噛み合わせを診ることは必須のことなのです。
咬み合わせ と 顎関節症
実はこの二つは切っても切り離せないものなのです。
- みためを大切にしたい人、
- 歯のリスクを少なくし歯を長持ちさせたい方、つまり予防したい人、
- 治療はお口全体のバランスを考えて治療を受けたい人、
- もっともっと健康になりたい人
などが必要とするでしょう。
顎関節症は治るのか?
詳しくは顎関節症ページへ
かみあわせのずれとは?
よくあるずれをご説明いたします。 |
上の状態では咬めないのでもっと接触するようにグッと咬みます。 すると下の顎が前にずれてぴったりと咬みます。
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これは正常な図です。噛み合わせが上手にあってます。関節も正常な位置に入っています。(ピンクの線があっている)
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理想的な治療方針(中心位ベースの治療を)
意味の無いかみ合わせ治療とは
多くの歯科医院が、顎関節症やかみ合わせ治療に取り組みますが、残念ながらしっかりと噛み合わせ治療を計画的にする歯科クリニックはほとんどありません。
以前の私どももそうでしたが、日本の歯科治療のシステムは一本単位の治療になっているので、全体的に診るという観点がないのです。だから日本の歯科治療は一本ずつ治療をしていき、少々の噛み合わせは無視してしまいがちではないでしょうか。事実歯を入れた時、作った時に初めはちょっと高く感じたけど慣れたというひともたくさんいるのです。これはあなたの噛み合わせを確実にずらしてしまう大きな間違いです。もう一度言いますが、間違いです。
スプリント、マウスピースをただ作っても意味がない
またせっかくマウスピース、スプリント装置を作っていても、正しい装置はまずありません。そして仮にあったとしても、正しい調整が行われていないことがほとんどです。スプリント、マウスピースを作ればいいというものではありません。またここが混乱するポイントなので、慎重に理解していただきたいのですが、この正しく無いマウスピースなどでも一時的に痛みがとれたり、口があくことができるようになることはもちろんあります。ただその後は元に戻ってしまうわけです。Dr.Dawsonはスプリント装置は顎関節を顎関節窩に中心にしてフィットさせた調整が必要と言っています。本当にその通りでして、その後筋の緊張が取れていき、その後に正しい位置がわかったときに噛み合わせ調整を行っていきます。同じ状態で顎関節にフィットさせて歯牙の噛み合わせを調整する必要があります。
ただしこれは、アメリカの歯科大学である程度習うのですが、日本では残念ながらありません。だからトレーニングを受けないとできない治療、かなり難しい治療なのです。
だって習っていないのですから。
ですから逆にこの難易度を知ってる先生はあえて取り組みません。これはまだいいのですが、闇雲に治療された時に返ってずれてしまうことも多いので、注意すべきポイントでしょう。
ダメな例
歯科医院では、よく「はい咬んで」といって患者さんに自由に咬んでもらって調整します。このときもしあなたが変な位置で、ずれた位置で噛んでいたら、それがあなたの噛み合わせ基準になってしまいます。これは冷静に考えるとおかしいときづけるはずです。
スプリント(マウスピース)とは
スプリント装置は上顎に装着するタイプのもの、下顎に装着するタイプのものがあります。
上下につけることはありません。学術的にありえません。ホワイトニングに使用するようなソフトな素材で歯ぎしり予防と言って作ることがあるようですが、厳密にいうと顎の安定には適しません。また、噛む面、反対の噛み合わせの歯がぶつかる面は平坦なものが理想です。そこをうまく調整するのがポイントなのです。
調整とは、顎関節を中心にフィットさせるようにすることが必要ですが、よくある間違い治療は「はい咬んで」といってあなたに自由に咬んでもらって調整する方法です。なんどもいいますが、このときもしあなたが変な位置で噛んでいたら、それを基準に治療調整してしまうのです。みんなずれてかんでいますから、結果は歴然です。
この写真のように調整時には本来、歯科医師があなたの顎を正しい位置、中心位に誘導する必要があります。
理想的なポジションでのスプリント装置調整
この写真のように、本来調整時には歯科医師があなたの顎を正しい位置に誘導する必要があります。『はい噛んで』の位置ではありません。その位置はあなたがいつも噛んでいる位置でずれている可能性があるからです。
また柔らかい素材で作ってしまった場合は一時的な処置にはなりますが、長期的な治癒をめざすものではありません。義歯のようなハードな素材で作製するのが理想です。
そして、被せる歯はすべてこの中心位で調整されるべきです。金属/セラミック/インプラント/義歯など種類が異なっても、この考えで治療を行わねばズレた噛み合わせを作ってしまうことになってしまいます。
正しい位置の噛み合わせは
この顎関節を正しい位置に誘導しての調整法は日本の歯科大学の教科書では、片隅にちらっと載っているだけでだれもまともに知りようがありません。しかし、アメリカでは多くの歯科医が実践している方法です。そして、この正しい位置で調整されれば、顎や歯牙への力がコントロールされ、歯や顎への負担も減り、そこから出ていた痛みやしみることも軽減されるのです。
うまくコントロールされた噛み合わせは、それはもう別世界の気分のよい咬みこごちなのです。こればっかりはどうしたらイメージできるか考えましたが、やはり実体験しかないのです。噛んだ時にカチカチとキレイな音がします。まずは当医院で作ったマウスピースを使っていただけば実感できます。
噛み合わせや顎関節症でお困りの方は、かみしめ、くいしばりなどの習癖(くせ)があることが多いのですが、これは歯の噛み合わせがあっていないと無意識で気になってしてしまうことが多いのです。癖になってしまっていることも多いので、まず意識してこれをなくすことが先決です。
サイトの内容を模倣していても、治療法が全く異なります。
受けてはいけない治療
流行り物には本当にご注意ください。このページは事実開設以来内容はほぼかわっていません。しばらく経てばわかるのですが、流行りものはすぐに消えて無くなります。歴史ある治療をオススメします。
顎関節症/噛み合わせ治療がなぜ日本で敬遠されるのか?
当医院にいらっしゃる患者さんにお話をきくと、顎関節症というと歯科医院であまりいい顔をされないといいます。これはなぜか?いまだ原因不明とか精神的なものだ・・・と日本では扱われてしまうようです。(精神的ストレスによるかみしめ、くいしばりは影響します。)ただし、あなたの理解と協力があれば顎関節症や噛み合わせの不具合は充分に治すことは可能なのです。日本は残念ながら歯を一本ずつ診る治療スタイルです。お口全体をみるという視点は無いのです。でも逆に、わからないのに手をつけられるよりはいいとお考えになった方がいいと思います。
さまざまな研修会に出席し一番結果が出やすく再現性が高く、確実な治療法を取り入れています。かつてシェーグレン症候群以外の方はほぼ満足いただいております。
学会の認定医も取得済みですが、残念ながら前述の通りアメリカより遅れていますので、ここは基準となさらずに。
美容治療、インプラント治療こそ噛み合わせが最重要
前歯の歯並びを気にして、歯列矯正をしたり、セラミッククラウンにしたりする方がふえています。こんな時こそ気をつけていただきたいのが噛み合わせでなのです。アメリカの咬合歯科権威DrDawsonは【前歯こそが咬合の母】と言いました。それもそのはず人間の顎は下顎しか動きません。その動きをコントロールするのはどこでしょうか?前歯なのです。あなたの下の前歯が上の前歯の裏にあたりそれ以上には前にも横にも動きが制限されるわけです。
前歯がすり減ってる人は明らかにこの噛み合わせのエラー、ずれがあるわけです。下顎の全部の力が下の前歯に伝わり、上の前歯をゴシゴシとこするからすり減るのです。
顎関節症・咬みあわせ治療のながれ
わたしどもの医院では、簡単に言えば顎の関節と噛み合わせの歯がずれがなく、ストレスなく調和した状態にすることを目標としておこないます。
世の中にはいろいろな治療法が出回っておりますが、、よほどのことがないかぎりいきなり歯を削る治療は緊急時以外避けましょう。
以下のようにひとつひとつ治療をせねばなりません。
- デンタルドック(検査)をおこないます。その中であなたの今までの症状や変化などをお聴きします。検査には咬みあわせのズレ、一本一本の歯の形態、顎関節、筋肉の分析が含まれます。〔デンタルドック〕
- スプリントという装置を装着し顎の筋肉をリラックスさせます。※下記顎の動きがスムーズになったり諸症状が改善されます。かみあわせが悪影響を及ぼしていたと証明されます。
- 顎の適正な運動の障害となる歯の調整や適切な歯の作製をします。(歯列矯正が必要な方もいらっしゃいます。)
- 定期的なチェックと微調整で再発防止をします。